
タイに長期滞在し、現地で働く場合必要になってくるのが【ビジネスビザ(Bビザ)】です。ではこのBビザはどうやって取得するのでしょうか?
今回はBビザの取得・更新方法やおおよそのスケジュールについて説明します。
1.タイのビジネスビザ(Bビザ)の取得条件は?
2.タイのビジネスビザの国外取得方法は?
3.タイのビジネスビザの国内更新方法は?
4.ビザ更新Q&A
5.まとめ
1.タイのビジネスビザ(Bビザ)の取得条件は?
タイでビジネスビザを取得する場合、駐在や現地採用等だと会社がビザ発行の手続きを行ってくれることが多く、任せきりという方も多いのではないでしょうか?
しかしながら、タイで働いているのであればBビザの取得条件を知っていて損はないかと思いますのでBビザの更新方法を知る大前提としてぜひ参考にしてください。
Bビザの取得条件は以下の通りです。
1. Bビザを発給する会社は、Bビザを取得して働く外国人1人に対して資本金が200万バーツ以上、タイ人従業員が4人以上いること(*BOI認可企業を除く)
2.Bビザを取る外国人の月給が既定の金額を満たしていること(*BOI認可企業を除く)
3.Bビザを発給する会社は直近の過去3か月間個人所得税、社会保険料、付加価値税の申告と支払いをしていること(*タイ国内取得/更新の場合)
4.Bビザを発給する会社は年次決算の申告と納税をしていること
5.Bビザを取る外国人がワークパーミットを保有していること(*更新時)
6.Bビザを取る外国人が前年度のタイでの確定申告、個人所得税の納税をしていること(*タイでの就労が2年以上の場合)
7.Bビザを発給する会社の事業内容にあったライセンス(飲食、輸入、美容等)があること
8.外国人居住申告書(TM30)、90日レポートの更新がされていること
会社がBOI認可企業かどうか、更新場所などによって多少の違いは出てきますがこれらが条件となってきます。
1の会社の資本金・従業員数や 2の月給の条件は聞いたことがある方も多いと思いますが、実際にイミグレーションでビザを更新するときには税金の申告・納税状況なども書類で確認されています。また、8の「外国人居住申告書(TM30)」「90日レポート」が更新されているかについてはここ数年で運用が厳密になってきており「前回は無くてもできた」といった言い訳は通用しなくなっております。必ずアップデートしておくよう心がけましょう。
申請場所
Bビザの初回申請は基本的にタイ国外に設置されたタイ大使館/領事館にて行います。
例えば日本でタイのBビザを取得したい場合には日本にあるタイ大使館/領事館にてビザを申請します。日本にあるビザ申請が可能なタイ大使館/領事館は
在東京タイ王国大使館
タイ王国大阪総領事館
在福岡タイ王国総領事館
の3カ所です。どこで申請する場合にも申請可能時間が定められており、インターネットでの事前予約が必要となっています。(2024年5月2日時点)
必要書類
Bビザ初回取得申請時の必要書類や金額は申請する国によって異なります。日本の場合には自身で記入した申請書や経歴書のほか、Bビザを取得する会社の登記簿のコピーや会社から発行された招聘状(Invitation Letter)などが必要になります。また、例えばラオスで申請する場合には会社の税金の申告書類や納税証明が必要になります。(*詳細は各大使館/領事館のホームページにて確認が可能です。)
申請方法
タイ国外での初回取得の場合には、まず初めにタイ大使館/領事館のホームページで事前に申請日の予約を行います。時期によっては直近数日間の予約がすべて埋まっていることもありますので早めの予約がおすすめです。
その後航空券の予約をし、タイ入国日を確定します。ビザ申請後は発行までに時間が掛かりますのでそれを考慮してタイへの渡航日を決定、航空券の予約をします。(在東京タイ王国大使館では渡航日の3週間前までのビザ申請をお勧めしています。)
Bビザ申請予約・航空券の予約が完了したら申請日までに必要書類の準備を進めます。必要書類の種類の確認や申請書・経歴書のダウンロードは申請先の大使館/領事館のホームページから確認可能です。
ここまで準備をしたらあとはビザ申請予約をした日時に大使館/領事館へ申請に行くのみになります。Bビザ申請が問題なく受理された場合、申請日の翌日午後に大使館にて受け取り、または翌開館日以降での発送での発行を選ぶことができます。
ビザの発行が完了すると↓のようなシールがパスポートに貼られます。
(※このシールの期日は【~日までにタイに入国しなければならない】という期日になり、実際のビザ期限はタイ入国時のスタンプを参照します。)

3.タイのビジネスビザの国内更新方法は?
タイ国外でBビザを取得してタイに入国後、90日の期限が切れるまでにBビザの1年更新を行います。
タイ国内での更新の場合には
ワークパーミットの取得または更新が完了していること
Bビザ期限まで1か月を切っていること
Bビザ発給会社の状況が整っていること(従業員数、税務申告等)
が前提条件となり、これらを満たしている場合ビザ更新に進むことができます。
必要書類・更新方法
Bビザの更新時には【1.タイのビジネスビザ(Bビザ)の取得条件は?】に記載した条件に該当する書類を含めた申請書類を準備します。これらの準備はビザエージェントや担当の会計会社・部署で用意してもらえることがほとんどかと思います。
タイ国内での更新においてBビザを取得する本人の準備等が必要なものは以下の通りです。
①TM30・90日レポートの申告(タイ入国後適宜):TM30とは外国人が居住している建物のオーナーが外国人の入国後24時間以内に申告する書類になります。入国ごとに毎回申告する必要があり、ビザ更新時には最新の入国日のTM30を提出します。一方、90日レポートは外国人自身がタイ入国後、滞在中90日ごとに申告する書類です。Bビザ更新日がタイ入国後90日を超える場合にはこの書類も準備する必要があります。
②勤務先の会社での写真撮影への参加(ビザ更新2~1週間前頃);勤務先の会社での写真撮影への参加:Bビザ更新時の必要書類の中の1つに「Bビザを更新する従業員が勤務先で働く様子の写真」があります。これを準備するためにBビザ更新前には会社にて写真撮影をする必要があります。
③Bビザ申請日のイミグレーション同行:書類の準備が完了したらBビザ申請のためイミグレーションに行きます。
イミグレーションでの手続き後の流れ
ビザ更新の場合、イミグレーション同行時には約3週間ほどの仮滞在期限ビザスタンプのみが発給されます。その後、3週間分の期限が切れる頃に再度パスポートをイミグレーションに提出し(同行不要)、1年更新のうち残りの期間分のビザが発行されます。これで1年更新は完了です。2年目以降のビザ更新の際も基本的にはこの国内更新の流れで更新をしていきます。

4.ビザ取得・更新Q&A
Q. Bビザ更新に必要な会社での写真撮影は具体的に何をするの?
A. 会社での写真撮影の写真は、その外国人が会社で労働をしている証明として必要書類の1つになっております。撮影時には
Bビザを取得する本人、会社役員、タイ人従業員が揃った会社看板前での集合写真
Bビザを取得する本人が働く様子
Bビザを取得する本人、会社役員、ビザエージェントの集合写真
などイミグレーションから指定されている条件に沿った写真を複数枚撮影します。
Q. ビザ更新に行くときの服装は何がいいの?
A. 労働をするためのビザを取得しますので、イミグレーションへ行く際にはオフィスカジュアル程度の服装を意識し、Tシャツ、サンダルや短パンなどラフすぎる恰好は控えるのが無難です。
Q. ビザ更新時に最初は3週間分のスタンプのみ発行されるのはなぜ?
A. ビザの1年更新時の3週間分のビザスタンプは仮滞在期限のビザスタンプとなり、この間にイミグレーション職員がBビザを承認してよいかBビザ発給会社や取得する外国人についてさらに細かくチェックをします。その3週間のチェックで問題がなければ次のパスポート提出時に1年更新のうちの残りの期間分のBビザが発給されます。
Q. ビザ更新時の注意点は?
A. ビザの更新期間中にはタイ出入国のタイミングに注意が必要です。特に3週間分の仮ビザスタンプの期間の場合にはその3週間の期日までにタイに入国しなければビザ失効となります。また、その後のイミグレーションへのパスポート提出期間中もパスポートが手元になく、ビザもまだ降りていない状況ですので出国等は難しくなります。
ビザ更新期間中はタイからの出国を控えるか、出張等で予定がある場合にはビザエージェントに早めに相談することがお勧めです。
5.まとめ
今回は
タイのビジネスビザ(Bビザ)の取得条件は実は様々
タイのビジネスビザの国外取得は各国の大使館で行う
タイのビジネスビザの国内更新時には仮スタンプ期間がある!
について説明しました。Bビザのみならずビザ取得・更新でのご相談やご質問も承りますのでお気軽にお問合せください。