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法人口座の開設手続き

更新日:5月20日


タイで事業を行う・会社設立を考えた際に法人口座はどの段階で作れるのか、作るのは難しいのか、自分で開設できるのか等気になる方も多いのではないでしょうか?

 

今回はタイでの法人口座開設について説明していきます。

目次

①会社設立後、法人口座を開設できるのはいつから?

②開設できる銀行は?

③開設時の必要書類は?

④デビットカード・クレジットカードは作れる?

⑤まとめ



①会社設立後、法人口座を開設できるのはいつから?


法人口座を開設できるのは商務省での会社登記が終わり、登記簿の発行がされれば基本的にいつでも開設が可能です。

 

しかし、法人口座の開設手続きが行えるのは会社登記簿内に役員として名前が載っている人のみになります。法人口座のサイン権者に登録をした役員が銀行のサイン権を持ち、開設した法人口座からお金をおろしたり、様々な変更手続きを行えるようになります。



②開設できる銀行は?


タイの主要銀行には

・カシコン銀行

・バンコク銀行

・アユタヤ銀行

・サイアム商業銀行(SCB)

・クルンタイ銀行

 

など様々な銀行がありますが、弊社でおすすめしているのは

 

・カシコン銀行

・バンコク銀行

 

になります。弊社のお客様でもこれらを使用している方は多い印象です。

これらの銀行をおすすめする理由としては

 

・カシコン銀行:タイ国内の取引に強い。日系企業に関わらず利用している方が多い。スマホから送金や残高確認ができるため使いやすい。手続き時の必要書類が少ない。日本語サービス提供支店あり。

        

・バンコク銀行:手続き時の書類等はチェックが厳しいが、その分特にセキュリティに心配な方でも安心して利用できる。インターネットバンキングに登録するとタイ国外にいても送金等の手続きが行えるため、タイ国外にいることが多い方に向いている。日本語サービス提供支店あり。

 

という点が挙げられます。まずはいずれかの銀行口座を開設し、その後必要に応じてその他の銀行口座を開設するのも良いかもしれません。



③開設時の必要書類は?


銀行での法人口座開設時の必要書類は開設する銀行によって異なりますが、基本的に

・会社登記簿(発行日の期限指定あり)

・社判

・タイ語での株主総会議事録

・銀行のサイン権者になる方のパスポート原本

がどの銀行での申請でも必要になります。

 

弊社で銀行口座作成をお手伝いする際は、上記書類を含む申請時必要書類の準備から口座開設の同行までサポートいたします。



④ATM/デビットカード・クレジットカード


タイの法人口座においてATM/デビットカードはありません。法人口座への入金は口座番号が分かっていれば誰でも可能ですが、出金をするにはサイン権者が身分証明証・社判・通帳原本を持って窓口へ行く必要があります。

 

一方法人クレジットカードは存在しますが発行申請がとても難しくなっています。比較的提出資料が少ないカシコン銀行でも決算書の提出等が求められますので、法人を設立したばかりの場合、申請は厳しいかと思われます。

 

法人口座含めタイでは送金(振込み手続き)が簡単にできるので、特にクレジットカードがなくてもあまり不便はしない印象です。



⑤まとめ


今回は

・会社設立後、法人口座を開設できるのは会社登記後、登記簿が発行されてから

・開設する銀行はカシコン銀行・バンコク銀行がおすすめ

・開設時の必要書類は銀行ごとに異なる

・タイ法人口座のATM/デビットカードはない・クレジットカードは発行が難しい

 

について説明しました。会社設立後の銀行の法人口座開設についてさらに詳細を知りたい、

疑問がある場合にはぜひ弊社にお問合せください。




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